私は数社起業していますが、自社の本質的なコンセプトをこの『潤滑油』であると確信し、過去には社内外に発信していたことがあります。

その連載を読んでいた私をよく知る人にお会いすると、あの連載が読みたい、また、新しく今に合わせて書き直しができないのか、と言われることがありました。

ただ、今はもうデータも残っておらず、自分が書いたものとはいえ簡単にいきません。

しかし、元々は私のプライベートな時間に社員の顔を思いだしながら書いたもの。

それであれば、時間も経過したことから当時を思いだして文章化し、更に今の視点で新たに書き起こし、現在の私の思いも乗せて、今の社員向けに復活させたいと思いました。

本書は、マネージメントに携わる人、今働いている人、あと一歩成長したい人に向けてまとめた私からのメッセージです。SHADOという会社が、私のどのような思いから誕生したのかを知ってほしいと考えて執筆しました。

SHADOの社員向けとしていますが、『社員』を『現場で活躍されているエンジニアの皆さん』と置き換えて読んでいただければ、とても嬉しく思います。

中には、管理職になって、どう立ち回るといいかと悩んでいる人にも参考になることがあると思っており、少しでも力になれますと幸いです。また、これからパートナーとなります皆様には、弊社を知るきっかけになってほしいと思っております。

本書の内容は他愛もない日常の話がほとんど。それを私の『独断と偏見』で文章化しています。

本書を通して、何かを感じ取っていただければ幸いです。

※ 本文中に『人の和』という表現がありますが、私の思いは『和を以て貴しとなす』と考えており『和』という文字を選択しています。これは孔子の言葉にありますが、私の小学校卒業時の担任が、卒業のお祝いにと『和』という1文字だけの色紙をくばり、これからは『和を以て貴しとなす』と考えて生きていってください、と言われたことから私もそう考えるようになりました。

 

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