母なる大地が大量の農薬や化学肥料で侵されているとしたら

土壌と人体は一体である

私たちが元氣な生活を送るために、体内のミネラル濃度を高めるためには、大元である土壌のミネラル濃度が高くなければ実現することが難しくなります。

「ミネラルは、サプリメントから摂取できるのではないのですか？」

と思われた方は、要注意です。

人間が母親から命を授かるように、食べ物も、海、川、山、畑から命が育まれます。その母なる大地が大量の農薬や化学肥料で侵されているとしたらどうでしょうか。

一九九二年に公表されたアースサミットレポートによって、「この五十年間で、地球上の農地ミネラル濃度が約八十％、地球上から激減している。」と衝撃的な事実が世界を震撼させました。

文科省の日本食品標準成分表にも、ほうれん草のミネラル濃度が約五十年間で一三分の一に減少しているという数値が報告されています。あらゆる生物のいのちが育まれる地球の土壌は、私たちの身体を守ることと表裏一体の関係なのです。

地球の農地ミネラル濃度と作物のミネラル濃度の相関関係