健康・暮らし・子育て 健康寿命 食生活 心のケア 2020.09.26 一体何を食べていた?馬車と同じ時間で人力車を引いた俥夫 超元氣! 現代病を防ぐニッポンの知恵 【第26回】 外薗 明博 日本古来の食と姿勢でカラダは変わる。 有機農業のまち、山形県高畠町。そこで出会ったのは、いのちを蘇らせる至高の土壌だった。 「高ミネラル食」「着物姿勢」など、誰でも今日始められる、日本人が取り戻すべき「現代病」と無縁の生き方とは? 腸内環境を整える「超元氣食」レシピほか、抗重力筋を鍛える簡単エクササイズも紹介。活力が湧き出る体質が手に入れば、現代病にはならない!と唱える著者による心と体の健康メソッドを連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 第三章 健康生活を手にいれる二つの実践法 超元氣! 食事編 最強の超元氣食 深炒り玄米 主な効能 一、集中力、持久力アップ 二、整腸作用、排泄力アップ 三、善玉腸内細菌の増加と活性化 玄米の栄養価で、即効性のある最高の補強食 [写真1]深炒り玄米のバリエーション [図1]深炒り玄米の食べ方
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『標本室の男』 【第29回】 均埜 権兵衛 骸骨探しの手掛かりは少しだけ。シラミ潰しに運転手を尋ねたとして…知っていて庇うかも、何か企んで軟禁しているかも知れない 礼を言って後を見ると、現われたのはオンボロの軽トラックだった。後部からボボボと青白い煙を吐き出し、エンジン音は賑やかなのだがちっとも前に進まない。全体が錆びに覆われ、色も白なのか何色なのか見当もつかない。乗っていたのは老婆にお似合いの老人だった。男が老けているのか、老婆が歳の割に若いのかちょっと判別がつかなかった。「さあ、乗んなせえ」そう言って左のドアを開けてくれたものの、シートはバネが跳び出て…