根本の体の問題を解決することで、表面に表れている体の不調、生活リズムの乱れ、メンタルの症状が改善し、お子さん本来の元気な状態を取り戻せる可能性があります。
このことを、以前から各分野の専門家は指摘しています。しかし、学校に行かないお子さんに何が起こっているのか、できることはないのかと悩み苦しんでいる親御さんにはこのような情報を得るチャンスがありません。
そのために解決策へ行きつかない場合が多いのです。
本書では機能性医学を用いた内科的な立場から、多方面の要素による不登校の原因と、まず家庭でできる対策をお伝えしていきます。
体の機能が正常に働くかどうかは、細胞レベルの反応が正常に行われているかによります。病気に至るまでには1つまたは複数の体内の機能障害が起こっています。
機能性医学では、できるだけ薬に頼るのではなく、そのような発症原因に着目しながら根本治療を目指し、一人ひとりの違いを考慮した治療を行っています。
これまで、体の問題を解決することにより布団から起き上がれない日々から抜け出し、意欲的に物事に取り組んだり外出できるようになったお子さん、学校に行き始め友達との交流に刺激を受けたり、いろいろなことにチャレンジしたりするお子さんの姿を見てきました。
お子さん自身が「思い通りに体が動くようになって嬉しい!」と言ってくれたり、お母さんから「現状を見守るしかないと思っていたところ、頑張ってサポートをして子どもが元気になり、本当に良かった」と喜びのお声をいただいたりすることもあります。
この本がお子さんの輝く笑顔へのきっかけになることを願っています。
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