ナルコレプシー(narcolepsy)について

ナルコレプシーとは

あなたは重大な会議や試験、車の運転中等、普通は眠らないような状況で眠ってしまったことがありますか?

普通は眠らない状況なのだから眠らないだろう、という方が大半だと思います。至って当たり前のことですよね。

それでは、眠らないことが当たり前の状況で寝ている人を見たら、どのように感じますか?

「普通は眠らないだろ!」「昨日夜更かししてたのか」「いつも怠けすぎだろ」と思うのではないでしょうか。

相手が上司や取引先の方ともなれば、「失礼すぎる、なんでこんな場面で寝るんだ!」と怒りを覚える人も中にはいるでしょう。

しかし、どんな状況下でも寝てしまうのがナルコレプシーという疾患なんです。

ナルコレプシーは過眠症の一つで、どんな場面でも、突然眠りに落ちてしまいます。

人生のかかった試験中、恋人と幸せに話している時、自転車の走行中、重要な会議の最中、ナルコレプシーの症状は場所を選ばずに襲ってきます。

現状でナルコレプシーはあまり認知されていない疾患です。そのため、多くの場面で制限があり、生活の負担となってきます。

寝られるのが羨ましいと言われますが、決してそんなことはありません。

外見だけでは病気を抱えていると分からないナルコレプシーだからこそ、世間に知られる機会が生まれ、少しでも認知されることを願います。