営業の役割とは、より大きな組織の環境内に存在するエコシステムであり、組織、役割、職務、タスクそれぞれのレベルでパフォーマンスを向上させるための手段が存在する。
つまり、企業、部署、役職レベルで連携し、パフォーマンスを改善する機会があるということだ。そのため私はセールスイネーブルメントと営業力改善のためのパフォーマンスのてこを支えるシステムアプローチを考案した。
システムの仕組みに関する興味深いジレンマは、それがバラバラの部分の集合であり、より大きな全体に統合される、ということだ(統合がうまくいった場合、その全体は部分の集合より優れたものとなる)。
私が考案したセールスイネーブルメントのビルディングブロックは4つの営業システムに支えられているのだが、ビルディングブロックやシステムの常として、重複する部分もある。
ブロックとシステムの相互作用について説明するのは難しい。たとえば、セールスイネーブルメントのテクノロジーが営業をサポートする方法は、セールステックのビルディングブロックに関する章で説明するべきだろうか。
それとも、セールステックがどのように「営業熟達と行動変容の5段階」を支えているかについて紹介する「営業トレーニングシステム」の章で説明するべきだろうか。
バイヤーエンゲージメントコンテンツの詳細は、「セールスレディネス(営業担当者の準備状況)システム」で紹介すべきだろうか、それとも関連するビルディングブロックの章で紹介すべきだろうか。