エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 動物 現代社会 人気連載ピックアップ 2025.02.25 「吠えるし、トイレも覚えないし、他の犬にすればよかったかな」おじいさんが横を通るたび、また蹴られるかと…とても怖くなった。 【前回記事を読む】「あっこいつ、噛みついたな!…こら、こいつ!はなせ!」遊びに誘うと、おじいさんはわたしのおなかを蹴った。 次回更新は2月26日(水)、18時の予定です。 【イチオシ記事】あの人は私を磔にして喜んでいた。私もそれをされて喜んでいた。初めて体を滅茶苦茶にされたときのように、体の奥底がさっきよりも熱くなった。 【注目記事】3ヶ月前に失踪した女性は死後数日経っていた――いつ殺害され、いつこの場所に遺棄されたのか?
ビジネス 『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』 【第8回】 中山 てつや,中山 てつや 同期で「えい、やー!」と給料明細を見せ合うと、飛び抜けて多い人がいた。中身を見ると、「家族手当」が追加されており、その額は... 【前回の記事を読む】友人は「人事は見ているから」と言ったが、本社からの異動は、実質的には片道切符。めったなことでは本社に戻れない仕組みになっていた。 古き良き年功序列は根強い人事評価の仕組みを、自分のためだけに、ひとりで作り上げることはできません。評価制度は、入った会社にすでに存在しているもので、その枠の中で工夫を凝らしながら、上手に泳ぐ術すべを、身に着けていくことになります。世の中には、いろい…
小説 『虹色の魂』 【第19回】 青居 蒼空 祖母は言った「国と国との戦争で、必ずそこには〝死〟がある」と。僕は祖父に諭された気がして玉音放送の全文を手に取った。 【前回の記事を読む】「残飯なんか食べて、大丈夫だったの?」「当時は、残飯でも食べられたら幸せだったわ。」――上野駅の地下で暮らしていた戦災孤児…ふくちゃんは、まだ七歳だった。そんな幼い少女が、爆撃を受けていた約二時間半の間に家族を失ってしまったのだ。ふくちゃんだけではない。百万人に及ぶ人々が被災し、十万人以上が命を落としたのである。たったの二時間半で、だ。戦争により路頭に迷った戦争孤児は十二万三…