序章 「片づけ」と「整理整頓」は違う?

本題に入る前に「片づけ」の意味について改めて知ってほしいと思います。

「片づけ」とは、乱雑に置かれたモノをまとめて整え、元に戻すことです。

元に戻すことというのであれば、片づけるために、モノを戻す場所が必要となります。

簡単に説明すると、片づけをするための前段階として整理整頓が必要になるということです。

①整理(不要なモノを捨てる)

②整頓(必要なモノを戻す場所を作る)

③片づけ(使ったあとに元に戻す)

負の片づけループから抜け出すために

整理整頓しないまま単純に片づけをすると、籠や紙袋にモノを詰め、それらを空いている床面やスペースに置いて、またその上に積み重ね、どんどん空間を占領していくことになります。それは一時的に並べただけなので、一見まとまったように見えても、すぐに散らかります。そうして負の片づけループ(繰り返しの動作)にはまるのです。

負の片づけループから抜け出すためには、正の片づけループへと変えていくしかありません。

正の片づけのループは、整理・整頓・清掃、そして毎日使ったモノを片づけてゼロに戻す習慣が基本動作になっています。

それは家だけでなく仕事に対しても同様だといえます。

入ってきた業務を一つ一つ整理整頓し片づけて次へ進むのです。