絵本・漫画 絵本 成長 2025.01.29 妹とたったふたりで畑を切り盛りする毎日。そんな中寺子屋が出来るが十分なお金もなく、「妹だけでも...」と思うも― 写真を拡大 写真を拡大 【前回の記事を読む】寝ている妹に布団をかけ、庭の隅に造った父母の墓に手を合わせると、納屋まで行き鍬を握った。妹も、両親が残したこの畑も…… 【イチオシ記事】「歩けるようになるのは難しいでしょうねえ」信号無視で病院に運ばれてきた馬鹿共は、地元の底辺高校時代の同級生だった。 【注目記事】想い人との結婚は出来ぬと諦めた。しかし婚姻の場に現れた綿帽子で顔を隠したその女性の正体は...!!
小説 『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 春山 大樹 「覚えてない?同じクラスの、公園で灯油被った女の子」…死んだと思ってたが、全身火傷で植物状態のまま入院中らしい。 【前回の記事を読む】「詐病」を疑われた高校生息子。「カイロを隠して体温計を温めることもできる」と医師に言われ…勿論普段も家でごろごろしているだけなので、特に入院生活がそんなに困るわけではない。食事の準備を心配する必要がないだけましである。ただ入院費用は親からの仕送りだけではどうしても足りない。だから入院のことを黙っておくわけにはいかなかった。あの母親のことだから、息子が入院すると聞いたらすわ一大…
小説 『トオル』 【第4回】 井原 淑子 こんなに汚い病室に息子を入れるなんて……意識がなくても人として扱われていない 【前回の記事を読む】息子が眠る治療室は、窓全開で網戸に埃。天井から雨漏りのように何かの液が滴り落ちてきて…帰り際、リカバリー室から廊下に出ると、功はまさ子を手招きし、小声で言った。「おい、こんな汚い病室に透を入れておくのか? 意識がなくても透がかわいそうだよ。なあ、どうしてもこの病院じゃなきゃダメなのか?」「兄さんもそう思う?」「思うさ。人間扱いしてくれてないよ」「私も不安なのよ。でも……じゃあ…