颯太の質問に直ぐに答える陽を見ながら柚子は、

「陽は本当に何でもよく知っているね。あっゴメン話途切れさせて。先進めて下さい」

「じゃ話戻して、環境問題を取り扱うにしても、原生生物のもう少し進化したあたりの生物だけで、人間がいないんじゃ、話にならないと思うんだけど、どういうふうにまとめ上げているんだろう」

そんなことを考えても仕方ないと、柚子は次の報告を上げてもらうことに。

「私のはこれ。よく撮れているでしょ」

詩は自身のスマホをかざしてくる。

「ソーラーのことは見たけど、ゴミのこともやっていたような、リデュースよ。何か考えているよね」

詩は捕まって見られなかったのが本当に残念そうだ。

「えー、まとめます。つまり、あっちのやっていることは正に現在の情勢に則した物で、少ししか見られませんでしたが、SDGsというか4Rを意識したものでした。ちょっと真似したくなりましたが、招待してくれと言っていたので乗り込んでくるはずだから全く違うものでやりたいと、思います。みんなアイデア出してー」

柚子はみんなに迫る。

「そんなこと言われてもなー。直ぐには出てこないよ、っていうかSDGsとか4Rって何!」

またまた颯太が疑問顔で聞いてくる。

「SDGsは持続可能な開発目標ということで、4Rもこの中に含まれておりリサイクル、リデュース、リユースそして大量買いしないとか、マイバッグ持参とかのリフューズ、これで4R。わかったかな」

また陽が説明してやる、何回も聞いてくる奴に懲りずに説明するなんて大人だわぁ~。