〈3冊目の本に挑戦へ〉
右記のような、かつて経験したことのない体調不良と格闘していた時、大阪府高槻市の知人Sさんから、『復活への底力』(出口治明氏著)の紹介を受けました。
この方との出会いは、二○一九年上梓の拙著『チャレンジド魂』を読まれて、感銘を受けたとのご連絡をいただいた時から交流が始まりました。そのご縁から、Sさんが高槻市の福祉団体の役員をされている関係から、同福祉団体の本部との共催で、私のリハビリ体験の講演のお世話をいただきました(二○二○年於高槻市)。
ご紹介いただいた『復活への底力』に触発され、新たな挑戦をしてみたくなりました。
妻の認知症がこの数年余りで徐々に進行した過程は、私のリハビリ人生(第三の人生)で妻の心配・負担が増えて、いわば“巣ごもり状態”で外出の機会が減っていったことと関連ないとは言えない(このことは新型コロナ禍で巣ごもりが増えて認知症が増える原因にもなっている、と言われていることと符合します)。
このような話を反省を込めて、リハビリ関係者などにすることもありますが、そのたびに “自分を責めないで”と言って励まされます。妻との離れ離れの人生を大切にしながら、自分は前を向いて第四の人生を切り開いてまいりたい、二人ともまだまだこれから、との希望を持って、妻と離れ離れになって以後の第四の人生のことを書いてみたくなったのです。
そうとなると、やる気とともに、どんどん元気になって、体力回復につながってきました。この経緯をこの十年来、私のリハビリ人生(第三の人生)を応援いただいた、ある方にメールいたしましたところ、“また、書きたくなった! その気持ち、「チャレンジド魂」を大切に日々日常を、エンジョイされていることがうかがわれます”とエールを送っていただきました。