絵本・漫画 ペット 絵本 猫 2024.10.12 「燃やせるゴミ」の袋に ゴミと一緒に捨てられていたのは 生まれたての子猫たち…6月の雨の日 ぼくはないた ぼくはないた 【第1回】 ほんだ よしこ どんなに小さくても、みんな同じ、尊いいのちを持っている この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 雨の降る6月のある日、生まれたばかりの4匹の子猫が捨てられていた。か弱い体で懸命に生きようとするも、簡単に奪われてしまういのち。人間の都合に翻弄され、苦しむ動物たちを少しでも減らしたい――。そんな思いから、「いのちの重さ」を問いかける。生き物を大切にし、思いやりのある心を育てる絵本。※本記事は、ほんだよしこ氏の書籍『ぼくはないた』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 ぼくはないた
エッセイ 『良子という女[注目連載ピックアップ]』 【第35回】 野村 よし 「開けてみると新札で50万入っていた。…はは、何を買うつもりやったんかなあ。」妻を亡くした友人が食器棚で見つけた紙袋は… 【前回の記事を読む】妻の冴えない表情が、私の心を重くしていた。今回私の悪い予感はすべて当たった。それを考えるとぞっとした。空気が冷たくなった。いよいよ冬の到来である。7時前に良子を訪ねた。今夜から食事が出たと言う。といっても勿論流動食である。「重湯」「いりこ味噌」「コンソメスープ」「オニオンスープ」とメニューにある。「全部は食べられなかった」と良子は言った。「絶対に無理せぬように。慎重に、慎重に…
小説 『因果』 【第9回】 愉怪屋 編 このクマ、何かがおかしい…! 友人の形見としてぬいぐるみを受け取ってから、日常がじわじわと狂い始める—— 【前回の記事を読む】 「死にかけの野良猫引き取るのに、金払えはないんじゃないの?」ケージを足蹴にして、男は保護団体のスタッフに噛みついた。******──あの子の形見として、受け取ってくれる?二週間前、田澤麻衣の通夜の席で麻衣の母・瑞江は、クマのぬいぐるみを一華に差し出した。「麻衣ね、病室でこのクマ(こ)に『イチカ』って呼びかけてたのよ。来年は一華ちゃんと一緒に中学に行くんだ、って言ってたのに……