絵本・漫画 ペット 絵本 猫 2024.12.03 まだ目も開かないへその緒が付いた子猫4匹―その日の夜までにみんな死んでしまった… ぼくはないた 【最終回】 ほんだ よしこ どんなに小さくても、みんな同じ、尊いいのちを持っている この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 雨の降る6月のある日、生まれたばかりの4匹の子猫が捨てられていた。か弱い体で懸命に生きようとするも、簡単に奪われてしまういのち。人間の都合に翻弄され、苦しむ動物たちを少しでも減らしたい――。そんな思いから、「いのちの重さ」を問いかける。生き物を大切にし、思いやりのある心を育てる絵本。※本記事は、ほんだよしこ氏の書籍『ぼくはないた』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 ぼくはないた
小説 『アイアムハウス』 【第8回】 由野 寿和 「助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて!」オンラインゲームの最中に背後から襲われた長男 次に深瀬はパソコンのディスプレイに目をやった。デスクトップパソコンは本体が光っており、画面にはいくつものウィンドウが表示されている。「この画面は犯行当時のままか?」「そのようです」「俺にはわからんが、何の表示だ?」「これはCHAO(チャオ)とかいう、人気のオンラインゲームだそうです。オンライン上でチャットをしながら戦うサバイバルゲームで、世界中でプレイされています。どうやら世界大会も開催されてい…
小説 『浜椿の咲く町[人気連載ピックアップ]』 【第22回】 行久 彬 台風が接近しているなか漁に出た夫は小さな二人の息子たちを残して死んだ 朝、漁に出掛ける夫を見送りながら無事を祈る日々であったが、男の子を二人も授かり、何事もなく十年ほどの歳月が流れた。しかし、上の子が小学三年生になった年の九月中旬頃のことだった。その日、テレビは台風が接近しているとの予報を伝え、前日には漁協からも注意喚起の知らせがあった。しかし、空はどんよりと曇ってはいたものの雨はまだ降り出しておらず台風の兆候はそれほど感じられなかった。登は朝早く曇りの空を一瞥し…