俳句・短歌 俳句 コンテスト大賞作品 2024.09.12 句集『バーの二階で』より三句 バーの二階で 【第9回】 田中 龍太 幻冬舎グループ主催 『短歌・俳句コンテスト』大賞受賞作品 日本の四季を彩った、“今”を表現する一冊 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 コロナ禍以降、読書を楽しむ機会が増えた人も多いのではないでしょうか? 本書は、その間に編まれた句集です。※本記事は、田中龍太氏の書籍『バーの二階で』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 夏の貌 風薫る ロートレックと なる街へ 三人の マギの名忘れ 麦の秋 母の日や 紅茶に浸す マドレーヌ 【前回の記事を読む】句集『バーの二階で』より三句 【イチオシ記事】治療で言葉がうまく出てこない夫。彼が今どう思っているのかを知りたくて… 【注目記事】カプセルホテルで産まれた命。泣き声を止めようと、その喉に…。
エッセイ 『心に咲いた向日葵』 【新連載】 丸山 珠輝 父と母はいとこ同士だった。そして生まれた私には、両眼の眼球がなかった。そんな私のことを、親族や両親は… 心身ともに疲れ果てた丸山珠輝は、不思議な夢で目覚めた。場所はどこなのか全く分からない。ただ大勢の人がいるようだが、目の見えないのは珠輝一人らしい。そこは階段の中程らしく、珠輝はかかとから足のつま先までしかない狭い場所に立っていて、両手に薄い布を持ち、真珠をとてつもなく大きくしたような、表面がすべすべした巨大な玉を懸命に磨いていた。さらにそこから五メートルほど離れている所に何人もの人々が群れていて…
小説 『異世界縄文タイムトラベル[注目連載ピックアップ]』 【第3回】 水之 夢端 「何で俺?」「きみのこと、顔も名前も憶えてたから」――大学生のリーダー・林は中学生の川田の耳元に口を寄せ... 【前回の記事を読む】大学生の集めたお金で運営され、中学生は参加費無料。監視役もなし。このキャンプの目的は一体? 実は、彼らはみな…「きみにお願いがあるんだけど」林は手を引っ込めて笑みを浮かべた。「きみ、中学生のリーダーをやってくれないか」「え?」川田は怪訝な表情を浮かべた。「何で俺? 中学生は他にいくらもいるでしょ」「きみのこと、顔も名前も憶えてたから」「俺、マジで嫌なんすけど」川田は心底不服そ…