俳句・短歌 俳句 コンテスト大賞作品 2024.09.12 句集『バーの二階で』より三句 バーの二階で 【第9回】 田中 龍太 幻冬舎グループ主催 『短歌・俳句コンテスト』大賞受賞作品 日本の四季を彩った、“今”を表現する一冊 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 コロナ禍以降、読書を楽しむ機会が増えた人も多いのではないでしょうか? 本書は、その間に編まれた句集です。※本記事は、田中龍太氏の書籍『バーの二階で』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 夏の貌 風薫る ロートレックと なる街へ 三人の マギの名忘れ 麦の秋 母の日や 紅茶に浸す マドレーヌ 【前回の記事を読む】句集『バーの二階で』より三句 【イチオシ記事】治療で言葉がうまく出てこない夫。彼が今どう思っているのかを知りたくて… 【注目記事】カプセルホテルで産まれた命。泣き声を止めようと、その喉に…。
エッセイ 『妻の笑顔』 【第4回】 新保 昭 ステージ4の大腸がんで寝たきり状態になってしまった妻。会話は無く、苦痛のせいか時々本能剥き出しのような表情をするように… 【前回の記事を読む】妻が寝たきりになった。治療のため病院を転々としていた時、“一言だけ”言葉を絞り出してくれたが…上手く答えられなかった。今看護師さんに頼んで血圧を測って貰った。上91下54で安定している。基本、定期的には測らない。今日の昼から部屋が1007号室に変わった。1日16500円、高い部屋代取って出て行かせる算段か。早く受け入れてくれる病院を探さないと又お金が飛ぶ様に消えて行く。お金が…
小説 『JANOBO 幻想のジパング』 【第4回】 田中 恒行 「時給300円の労働者」外国人研修制度では、“労働法”による保護が適用されず—— 【前回記事を読む】「助けて、助けて」中年の女性が叫んでいた。道端にうずくまり、心臓のあたりを手で押さえながら絞り出すような声で…「あなたはこの方の知り合いですか?」「いえ、たまたま通りがかっただけです」「わかりました。それでは結構です。あとはこちらで対処します」そう言うと、救急隊員はリンダと名乗った中年女性を担架に乗せて、救急車へと運んでいった。救急車が去った後、吉岡は思った。「リンダという人は…