2nd STAGE 中部~北陸~山陰
4月18日(月)3日目 諏訪湖 塩尻峠 松本 安曇野 木崎湖 青木湖 白馬
走行距離101.2km/STAGE累計距離321.7km/総累計距離(34日目)3293.47km
今日も天気が優れず、今日の目的地である白馬以降、北へ向かう程降り出しが遅くなる見込みであり、仮に白馬へ14時までに到着出来れば雨雲に勝てるかもしれないと踏んで、朝8時にホテルをスタートするが、辺りは既に降り始めていた。
1STAGEはスタートしてから約3週間レインジャケットを着て走る事等なかったのに、この2STAGEでは3日目で早2回もレインジャケットを着る羽目になるとは、皮肉なものだと呟きながら塩尻峠への登坂区間を淡々と上っていく。
ピークから一気にダウンヒルで塩尻市内へ着くと、路面が乾いていてラッキーと思っているそばからパラパラ~っと、まるで自分の到着を待っていたかの様に降り始めた。
どうやら自分の後ろから雨雲が迫ってくる様で、止まっていたら雨雲に飲まれてしまう状況のため、雨を最小限避けるためには、もはや走り続けるしかない。
そして松本から安曇野と、常に自分のいるところで雨が降り始めるという奇妙なタイミング下で雨雲とのデッドヒートを繰り返したが、大町市内で昼食ストップをしている内に雨雲に追い付かれて、木崎湖から路面がウェットになり、雨は青木湖でピークを迎えた。
これはグローブやキャップもレイン用に交換するかと、最後と思われるトンネルを通過したら、何と路面が乾いていて、雨もどうやら降っていないぞ。
これ幸いと一気に白馬まで急ぐと、やがて目の前に見事な雪渓を抱いた北アルプスの山々が見えてきて、こうなると雨の事等どこかに置き忘れて停車する事数回、この雄大な景色に度々と見惚れるのであった。
そしてほぼ見込み通り14時過ぎにはホテルへ到着するが、幸いチェックインしても良いとの事だったので、自転車はレンタルスキー小屋内へ置かせて頂き、洗濯と共に今日は温泉露天風呂を堪能。部屋に帰ってビールを飲んでもまだ15時じゃないか!
この様に、この旅の期間はアルコール摂取が飛躍的に増える事となってしまうが、最近では目的地へ早く到着してビールを飲んでいる時間が至福となってしまったので仕方ない。
明日はやっと晴れそうだと天気予報を見ながら部屋の外を見ると、白馬スキージャンプ台が見え、思わず長野五輪スキージャンプ団体決勝の動画を見ている内に、ようやく日暮れを迎えたのだった。