小説 絵本・漫画 絵本 コアラ 大切なもの 2024.05.30 リスがはねてきて「ピアノのはっぴょうかいがあるからリボンのついたまっかなくつをかしてほしいの」と言ってきたけれど… 【前回の記事を読む】大きなリュックをせおったコアラちゃん。そのリュックの中に入っているものとは… 【注目記事】あの日深夜に主人の部屋での出来事があってから気持ちが揺らぎ、つい聞き耳を… 【人気記事】ある日突然の呼び出し。一般社員には生涯縁のない本社人事部に足を踏み入れると…
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【新連載】 月川 みのり “ある条件”さえのめば、月給32万円のハロワ求人…娘に見せると震える声で「月に1度は必ず帰ってこれるんだよね?」と… 洗濯物を取り込みながら、栗原よし子はため息をついた。3月の風はまだ冷たい。ベランダから見える団地の桜は、まだ固い蕾のままだ。3年前、夫の正志が膵臓がんで逝ったあの春も、こんな風が吹いていた気がする。あれから季節は3度巡り、よし子は48歳になった。白髪が増えた。目尻の皺も深くなった。鏡を見るたびに、自分が老けていくのが分かる。それでも構わなかった。見てくれを気にする相手など、もういないのだから。テ…
小説 『夫 失格[イチオシ連載ピックアップ]』 【新連載】 時亘 一肇 「お袋をいじめるのはやめろ!」デイサービスへの送り迎えさえしない夫に言われた。義母の介護はすべて私がやってるのに。 「景子けいこちゃん…ちょっと心臓が…苦しんやけど…」夜も更けてきた頃になって、義母が小さな声で、済まなそうに訴えた。義父が亡くなってから、ずっと大阪で独り暮らしをしていた義母を自宅に引き取り、介護し始めてから10年ほど経つ。いつも私のことを気遣ってくれて、決して無理は言わない人だった。(お義母さんがこんなん言うなんて、よほどのことやろうな…)私はすぐに、地元、神奈川県内にある自宅近くの総合病院に…