第2章 ネクセルジャパンの誕生

まとめ

商売しようとするのには明確な要因がありますが、様々な要素が絡んでいるので、ちょっとしたことで失敗することがあります。勉強ができて頭が良い人でも必ず成功するとは限りません。博士の学位を取ってもビジネスがうまいとは言えません。

また、どれぐらい儲けるかは計算できませんが、失う金額はわかっています。投資した金額と時間は、もし失敗だとわかったら、はっきりと迷わずけじめをつけて、失敗を続けないこと。

どんなことをしても、やはり人事を尽くして天命を待つことと、前向きな気持ちで成功を祈り、失敗しても努力した過程で学習して次に生かすことは非常に大事です。

頭の良い人は失敗より、むしろ謙虚な気持ちを持ってよく勉強・総括・研究することで、やったことを復習して、次にやろうとすることをシミュレーションします。

ガンになっても70歳以上生きる!

稀な腎臓ガンが見つかる

実は、1990年頃中国にいたときも、1991年7月来日してからも、右脇腹が痛むことがよくありました。どの病院で診察しても、すべての先生は超音波検査をしてから、「胆のうには小さい石がいっぱい詰まっているが大丈夫だ」と言いました。

1997年3月就職した後も、急に痛くなりましたが同じ診察結果でしたから、あまり気にしませんでした。

私はアコス社で自分の力でいよいよ商売を始めたばかりで、気持ちが高まって、精神的にも楽しく、いろいろな製品を取り扱って仕入したり販売したりして、やる気満々でした。

そんな1999年2月20日土曜日、39歳になったばかりの年、午前中また急にお腹が痛くなったので、家内は「今日は休んで病院で診てもらおう」と言いました。