1st STAGE           東海道~紀伊半島~山陽~四国~小倉

3月9日(水)12日目  御坊 有田市 海南市 和歌山市 和歌山県庁 岩出市 橋本市

走行距離106.8km/STAGE 累計距離1275.7km/総累計距離(12日目) 1275.7km

和歌山から奈良県庁をチェックするために進路を内陸部へ進めると、今日の目的地である橋本までの区間距離に珍しく10km減の修正が発生したため、15時には到着してしまうという状況になってしまった。

しかし、これまではその逆パターンで10km余計に走る事の方が圧倒的に多く、今日はたっぷり休養させてもらおうと頭を切り替える。この生活を始めてからのもっかの悩みは、宿泊先のコインランドリーに先客がいないか? 

とか、連日の晴天によりアイウェアを外した時のパンダみたいな顔を何とかしたいという事なのだが……。嗚呼、くだらない悩みだ。

さぁ、明日はいよいよ京都入りだ。                       

3月10日(木)13日目 橋本市 奈良市 奈良県庁 木津川市 宇治市 京都

走行距離102.7km/STAGE 累計距離1378.4km/総累計距離(13日目)1378.4km

朝目覚めた時の外気温が-1℃と、比較的温暖な紀伊半島から一転、内陸部は真冬の寒さであったが、ホテルを出ると5℃まで上がり、何と午後には16℃まで気温が上がると、もうウェアチョイスの限界を超える様な気温状況だ。

そもそも気温0℃~10℃位を想定したウェアで出発したのだが、3月に入ると10℃を超える様になり、手持ちのウェアでは少し暑く感じてはいた。ここまで上がると春仕様へウェア類を総交換する必要があり、そう思って予め自宅に用意していた春仕様のウェアが入ったバッグを、宿泊先へ送ってもらおうと思い始める。

そんな事を考えて走っていると、気付けば鹿があちらこちらを闊歩している奈良公園に差し掛かり、8カ所目の通過地点である奈良県庁へ到着。

この後本来であれば奈良から大阪へ向かうのが常套手段であるが、京都には父方祖先の分骨先があり、4年前に亡くなった父もここにいる事や、母方の祖父が京都出身でもあり、いつも強力な引力に引き付けられる様に気付いたら来てしまう。