歌屑その二

(憧れの橘先生と男子生徒が作り出した美しい情景に見惚れた梨花は美桜に彼の名を問い、ともに彼を恋初めてしまう。空は茜色に染まり二人の心は朝を迎え東雲(しののめ)色に染まるときに詠める)

 

暮れなずむ誰そ彼時に夕焼けて

心も染まる朝焼け色に

 

誰そ彼と名を問う君はときめいて

友の背に見る春のおとづれ