なるかみのいかづち

明治時代の思想家であり評論家でもある先人、高山樗牛の残してくれた言の葉、『天にありては星、地にありては花、人にありては愛。これ世に美はしきものの最ならずや』に心を委ね、『天雲の八重雲隠り鳴る神の音のみにやも聞き渡りなむ』と万葉集に詠まれている如く、八重雲に隠れたまま音だけを微かに響かせて、この物語を描き鳴らしているのが作者のなるかみのいかづちの私である。

掲載記事

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書籍

  • はなのことのは ものがたり
    庭草編 かたばみのおもひ
    なるかみのいかづち
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    花が大好きでちょっと不思議な男の子・優凪。
    ある日、太陽と月のように正反対な二人の少女が、彼に恋をする。
    可憐な美桜と端麗な梨花。違った輝きを放つ二輪の花と出会い、運命の花時計が動き出す。
    初めての恋、すれ違う気持ち、そして大切な人との別れ。
    抜け殻のようになった優凪を支え、隣にいてくれたのは美桜だった。
    しかし、少しずつ前を向き成長していく優凪の前に、梨花そっくりの女性が現れる。
    いままで抱えていた本心と向き合い、優凪が下した決断とは――。
    美しい花々に彩られた、淡くて切ない恋の物語。
  • 恋愛配達
    氷満 圭一郎
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    家業の酒屋を手伝うかたわら宅配便のアルバイトに勤しむ青年、曙省吾。
    いつものようにあるアパートの一室に荷物を配達すると、そこにいたのは過去に省吾の前から突然姿を消した女・大地瞳子だった。
    魔女のような破天荒さで気ままに振る舞う彼女のもとに、省吾は毎日荷物を届けることに。
    そんな日々を経て、二人の距離は急速に縮まっていく。
    ところが数日が経ったある日、衝撃の事実が発覚する。
    省吾が運ぶ謎の荷物の中身は、なんと赤ん坊のミイラだというのだ――。
    大地瞳子とは何者なのか。そして、二人の再会に隠された真の理由とは。
    配達員と受取人が巻き起こす、摩訶不思議な恋愛を描いたラブコメ小説!