はなのことのは ものがたり

庭草編 かたばみのおもひ
なるかみのいかづち
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2021年10月31日
判型 電子書籍
価格1,100円+税
花が大好きでちょっと不思議な男の子・優凪。
ある日、太陽と月のように正反対な二人の少女が、彼に恋をする。
可憐な美桜と端麗な梨花。違った輝きを放つ二輪の花と出会い、運命の花時計が動き出す。
初めての恋、すれ違う気持ち、そして大切な人との別れ。
抜け殻のようになった優凪を支え、隣にいてくれたのは美桜だった。
しかし、少しずつ前を向き成長していく優凪の前に、梨花そっくりの女性が現れる。
いままで抱えていた本心と向き合い、優凪が下した決断とは――。
美しい花々に彩られた、淡くて切ない恋の物語。

掲載記事

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著者詳細

なるかみのいかづち
明治時代の思想家であり評論家でもある先人、高山樗牛の残してくれた言の葉、『天にありては星、地にありては花、人にありては愛。これ世に美はしきものの最ならずや』に心を委ね、『天雲の八重雲隠り鳴る神の音のみにやも聞き渡りなむ』と万葉集に詠まれている如く、八重雲に隠れたまま音だけを微かに響かせて、この物語を描き鳴らしているのが作者のなるかみのいかづちの私である。