日毛アパートでの暮らしと初めての地震

福井に来てからは、知り合いの紹介で福井大学に近い乾徳一丁目の木造建築の家賃6500円六畳の部屋に住むことになりました。この部屋は西向きで、夜は大変蒸し暑かったのですが、お金を節約するためエアコンも付けず我慢しました。そして、部屋にはお風呂はなく、週に一回か二回近所の銭湯に行くしかなかったのです。

同じアパートに住んだ劉丁さんを2019年1月訪問

福井に来て二週間経ったお昼ご飯のとき、突然、部屋が揺れて、何が起こったかがわからなくてびっくりしました。生まれてから31年目に初めて体験した地震でした。

このアパートの1階には少し部屋数が多くて家賃が高い四つの部屋がありました。そこは、全部日本人の学生が住んでいましたが、2階には狭い六つの部屋があり、中国から福井大学に来て研修していた大学の副学長や学部長や教授が数人も泊まっていました。

当時の中国の人々はお金をなるべく節約して暮らしました。また、ここに泊まった親友は中国に帰国して数年後大学の学長になりました。

【前回の記事を読む】大学教授や企業家たち100人の前で、数時間に及ぶ通訳!

次回更新は3月3日(日)、12時の予定です。