小説 絵本・漫画 絵本 アイデンティティ 2023.12.31 【絵本】なまえで呼ばれると、照れたり、もっと頑張れたりする! あなたのお名前は? 【第2回】 佐藤 理沙 「○○くんのお母さん」「△△ちゃんのお父さん」じゃなくて名前で呼ばれると、なんだかうれしくなりませんか? この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 誰にだって、唯一無二の、特別な愛の証があることを教えられる一冊。※本記事は、佐藤理沙氏の書籍『あなたのお名前は?』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 あなたのお名前は?
エッセイ 『ねぇねぇみかどのおばさん』 【第3回】 六谷 陽子 不良とつるみ始めた近所の男の子…。駄菓子屋のおかみが決行したのは「えこひいき」作戦!? 一 みかどを閉店します富山の片田舎から下町に嫁いだ頃は、母も人間関係で苦労したようです。当時は、各家庭には水道は通っておらず、共同水道を十世帯くらいで使っていたのです。そこに行けば、他の誰かが必ずいます。特に水を使う時間帯は同じだから、会わずにすませる、というわけにはいかなかったようです。年配のおばさんたちは、個性的で嫌味を言う人もいれば、優しい人もいます。年配らの会話を笑いに変えて楽しむ若妻も…
小説 『猫と狸と、ときどき故郷』 【第3回】 宮本 正浩 「子供の命を助けてくださり有り難うございます。これで少し恩返しができたようです」 翌日、夜、狸はやって来た。「何か良い考えが浮かびましたか」と訊ねると狸は黙って首を振った。「何も思いつきません」と言う。私の顔を見つめて「何か計画をお持ちなのですね」察しの良い、頭の良い相手だ。「私のプランはかくかくしかじか」と話すと、狸はぽんと膝を打ち、是非やって見ましょうと言う。「問題は阿波踊りの開催まで1ヶ月しかない。準備ができるかどうかだ」「問題ありません。インターネットを使えば世界の情…