絵本・漫画 SF 漫画 2023.10.30 【SFギャグ漫画】愛を語るに美辞麗句は不要かもしれない…。 【前回の記事を読む】【SFギャグ漫画】バンドメンバー募集中!応募してきた男が弾ける楽器は間違いなく…!
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ 毒親の虐待と夫のDVを越えて』 【第14回】 かおる 私だけが何も知らなかった…真実は辛すぎて部屋でひとり、声を殺して毎日泣いた 小学3年生からアイロンをかけさせたのも、私の世話をしたくなかったのだろう。喧嘩の度に「なんであんたの洗濯しなくちゃいけないの」と言って、私の洗濯物を洗濯機から取り出し、私の顔に投げつけていたのも、私の世話が嫌だった気持ちの表れだろう。新田のお父さんと、お母さんが、実の親ではない。私はハッとした。「次にあんたがここに来た時、お母さんはいないからね!!」と言っていたのは、このことだったんだ…。家庭の…
小説 『標本室の男』 【第24回】 均埜 権兵衛 眠らない、疲れない、腹も減らない、そして喉も渇かない。これが生きているということなのだろうか。 どれ程時間が経ったのだろう。山の端が少し明るくなった。そしてそれが徐々に辺りを照らしていった。雲の切れ目に月が昇り始めたのだ。月明かりはその領域を拡げていった。そしてそれが湯船の辺りまで届いたと思う間もなく、「うっ」という声が漏れた。骸骨は縁に肘をかけのんびりと湯槽に凭れていた。「うっ、くっ」また正太が微かな呻きを上げた。だがそれは瀬音に遮られて骸骨の耳には届かなかった。しかし彼が、「ひゅーっ」…