~まひる~
ちかづくほどに、ひかれていく
そばで見つめてくれる
震えるココロ抱きしめて
止まらない胸の鼓動
貴方に恋しています
あなただけ見ている
Please stay in the side.
I love you
見つめ合うほどに感じる運命
見えない貴方をいつも感じてる
向こうにあなたが居る
感じる貴方の視線
止まらない胸の鼓動
Please stay in the side.
I love you
いつもそばに居て1人にしない
流れる星も風に吹く花びらも
すべて、2人の運命の始まり
優しく抱きしめて
あなただけ見ている
Please stay in the side.
I love you
その答え
~初めての出会い~
まひる小学2年生の春。
その日は朝から天気が良かったが、まひるの母親由美子が傘をまひるに渡した。
まひるは、荷物になるのが嫌だったが、由美子の言うことを聞いて学校へ持って行くことにした。
朝の会の時に男の子が先生と入って来た。まひる達は転校生と分かり、興味津々で見ていた。黒板には、「朴 凛」と名前が書かれた。
「『パク りん』君だ。これから宜しく頼むな!」
まひるを含め、多分クラスのみんなが変わった名前だと思ったに違いない。休憩時間、男子も女子も凛の周りに集まり、凜は質問責めにあっていた。
下校時間、まひるは玄関にいる凛に気がついた。
「傘ないの?」
凛は恥ずかしそうに、雨が降るとは思わなかった、とまひるに話した。
まひるは、何も気にせずに何処に住んでいるのか聞いたら、偶然にもまひるの家の隣だった。
まひるは朝、由美子から渡された傘をさし、
「一緒に帰ろう」
と、誘って凛と帰ることになった。
それからは、毎日凛と学校へ行き、帰りも一緒に帰る日々が続いていた。