【ぎらぎら太陽の季節】に送る詩

「路上の夏休み」

子供が三人 プールへ行くのか 

小さな袋ひとつで 

笑いながら通り過ぎていった 

日焼けの心配も 出先での心配も 

課せられた責務の心配もなく 

暑くなりそうな陽光も 

まだその熱を手控えて 

澄んだ生命力を彼らに投げかけていた 

そんな路上の小さな夏休みたち