沖先生の教え
沖先生は受講生には
「お前たち俺の言う事を簡単に信じるな、信じなくていい。しかし疑うな! まず聴いたことで良いことは真似しろ。そして自分で実行してみろ。良いことを聞いても実行しなければ意味がない。自分の体で体験してその中から真実を掴め! 道を求めると言うことは、真実を求めることはやってやってやりきることで実行して実行して実行し尽くすことだ。命がけで道を求めろ!命がけで生きろ!」
と言っておられました。
先生は当時癌を抱えており、まさに命がけで毎日講義や指導をされておられたからこそ、このような信念のある強い言葉が出てきたのであろうと思います。
本当に当時の受講生は幸せだったのです。人生の中でこんな強く真実の言葉・信念のある言葉を聴けたとは! 私は若い時にこの教えを受けて本当に有難いと思っています。
さらにこう言われます。
「お前たち、いいか、人生を、お前たちを本当に救ってくれる、助けてくれるのは親でもないし先生でもない、いわんや友人でもないぞ。親だっていつかは死んでしまうのだ。いいか自分を救うのは自分しかないのだ。自分の病気や自分の窮状を本当に救い助けてくれるのは、いいか自分しかないと考えろ。
他人に依存するな! 依頼心を捨てろ! 依頼心を持つからいけないのだ! その他に依存するその乞食根性が自分を駄目にしているのだ! 他人に頼ろうとするその心が問題なのだ! 自分で考えて考えて、工夫して工夫して努力して努力しろ! そうすれば神が道を示してくれる、自然が教えてくれるのだ、何も努力もしないで、神様助けて下さいなどと言うな!
努力をした人間にのみ救われる資格が与えられるのだ。救いは努力した人間にのみ与えられるものなのだ」
そう沖先生は言われていました。