エッセイ 絵本・漫画 絵本 2022.11.13 【絵本】モルモットのミルクは布にくるまって大アクビ! モルモットのmilk 【最終回】 ぴんくぽっと モルモットのミルクと、ミルクのママの優しく華麗で素敵な日常。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ モルモットのミルクと、ミルクのママの優しく華麗で素敵な日常を描く絵本。※本記事は、ぴんくぽっと氏の書籍『モルモットのmilk』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】【絵本】モルモットのミルクが大喜び!その理由は… モルモットのミルク
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『聖なる川のほとりで』 【第8回】 飯島 恭広 インドの手荒な洗礼を受け気を落としていると、ガンジス川で祈りを捧げる少女と出会った。 彼女は言い終わると、腕を組みソッポを向いた。僕は唖然として何も言い返せなかった。悔しいけれど、したたかなインド人女性に軽くあしらわれてしまったのだ。好奇の目で見物していた人垣をかき分けて、その場から逃げるように立ち去った。行く当てもなく路地を彷徨(さまよ)っていたようだ。いつの間にかバザールの喧騒から離れていた。インドの暮らしにようやく慣れて、少し自信のようなものが芽生えてきたところだったが、そ…