小説 絵本・漫画 絵本 2022.10.24 【絵本】「雨…だ!雨だ!私の大好きな音がきこえる…!」 泣き虫雲のあめまるくん 【最終回】 なっちょろ みんな、きみのことが必要なんだ もう自分を責めないで。輝ける場所はきっとある。 「ありのままの自分」を愛することの大切さを教えてくれる物語。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 泣き虫の雲、あめまるくんは、いつも雨を降らせる嫌われ者。僕なんて必要ないんだ。落ち込むあめまるくんに声をかけてくれたのは、お友達のぴよちゃんでした。一歩を踏み出した先にある、新たな世界と素敵な出会い。※本記事は、なっちょろ氏の書籍『泣き虫雲のあめまるくん』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】【絵本】泣き虫の雲・あめまるくんは、ある一輪のお花を見つけます 泣き虫雲のあめまるくん
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『空に、祝ぎ歌』 【第28回】 中條 てい 「逃げなきゃだめなのよ。お願い、あんたにしか頼れないわ」変なことに俺を巻きこむな、とは言いつつも… 「あたしはずっとこの村にいるつもりはないのよ。街で怖い目に遭って逃げ帰ってきたけど、ジョジョが乗りこんだからには安心できないわ」「だって、あいつはニコのことできたんだし、お前だとは気がつかなかったんだから、もう心配なんかするなよ。仮に思い出したところで、あの時はどうもってくらいのことだろ。もう一年も前の話じゃないか」キーラはエゴルの話などまるで聞いていなかった。指でつまんだケースを無意識にぶらぶ…