戦争はある日突然起こるものではない。その数年前から兆候があるに違いない。ネットや衛星を活用しシークレット且つ広範囲な情報を収集し当事国のリーダーたちの思惑や思考方法、紛争地域の国民感情なども含めて調査、AI(その限界もチェックし)で分析すれば確度の高い情報を得ることは可能であろう。

当事国が行動を決意する前にいちはやく国際情勢も含め双方の利害得失を明らかにしたうえで一方に偏ることなく公平な立場で判断、タイムリィ且つ根気よく調停するならば、良識的に考えれば紛争は大事に至らず治まるに違いない。

ロシアのクリミア併合以来ウクライナ東部地区で八年続く紛争の後ロシアがウクライナに全面侵攻などと言った中世と変わらぬ戦争は国連の責務放棄いやその限界が露呈した結果ともいえよう。

一方でこの八年の紛争期間中、大国はウクライナへの巨額の軍事援助などで手を汚さず利益を得ていたのであろう。元々莫大な利益と先端的な産業技術をもたらす軍需産業を持つ大国が、紛争予防に積極的になるはずが無い。ロシアも又軍事大国であることを考えれば権力者プーチンは自らの権力欲の満足と軍需産業の利益を優先し民衆の犠牲等全く意に介さなかったのだろう。

侵攻初期の報道でロシアの若年兵が「訓練と命令されてやってきたウクライナは戦争でどうしたらよかろうか」とメールで母親に連絡してきたニュースが世界を駆け巡ったが「ワル」のプーチンや彼に率いられた軍上層部の正体がネットで白日の下にさらされた例であろう。

当然このような非人道的な指導者は厳罰に処せられねばならないと思う。