抜け毛(自律神経失調症)

新型コロナウイルス感染症の後遺症のひとつに抜け毛があると聞くと意外な感じがします。しかし入院中から抜け毛がはじまった人もいるということですから、長期の入院からくる不安や孤独感から発症した自律神経失調症が疑われます。

自律神経失調症は倦怠感や疲労感、頭が重い、肩がこる、動悸がするなど、さまざまな症状が表れますが、抜け毛もそのひとつです。自律神経失調症には手の平にある心臓のツボを押すと効果があります。人差し指と薬指にある神門(しんもん)曲沢(きょくたく)がそれです。そのほか、膻中(だんちゅう)巨闕(こけつ)中脘(ちゅうかん)を押さえたり揉んだりするのもよいでしょう。手の甲では中指にある大椎(だいつい)風府(ふうふ)厥陰兪(けついんゆ)が重要です。