○梅雨の日

梅の雨、と書いて、梅雨。日本語ってすごいです。英語ならば、レイニー・シーズン、で終わりです。せっかくだから、八百屋で、梅の実のにおいをかいでみてください。できるひとは、梅ジュースとか、作ってみてください。梅のにおい、すごく、好きです。

あと、この時期の、沈丁花、クチナシ、すばらしい芳香が、近所からただよってきます。喜ぶためにわたしたちは生きています。そのうえ、ゲーム機のプラスチックと電気のにおいと違って、アロマは心身にいい効果があるらしいです。梅雨の時期があるから植物が成長するように、わたしたちの、こころのマッスルにも、いい影響があるようです。

○風の強い日

一番苦手な日かもしれない、わたしたち。誰かに当たり散らしたくなるかもしれません。二重サッシのお家に住みましょうか。いや、三重サッシでもいいかもしれないです。イヤホンで防御しましょう。

それでも、どうしようもないときは、逆攻めで銭湯とか、ボーリング場、カラオケに行きませんか。外にでたら、髪をなびかせてみてください。家に帰ったら、ゆっくりと、丁寧にブラッシングしてください。ブラッシングされて気持ち良い表情をしている動物さんの気持ちになりませんか。また、意外と寒いかもしれない日は、コートを着てください。

○途中から雨が降ってきた日

そんなこともあろうと、用心深くカバンに折り畳み傘をいれているかもしれないわたしたち。ないひとは、仕方がないから、買いましょう。あと、霧雨ぐらいならば、欧米人みたいに、コートの襟をたてて、足早に駅まで闊歩してみましょうか。映画のワンシーンになっている、と思うと、少し気分がよくなりませんか。まわりから、傘のないかわいそうなひとと思われるのが嫌でしょうか。ザーザーぶりでなかったら、わたしてきには、新聞紙でもいいと思います。

タクシーをみかけたあなた、たまには、タクりましょうか。雨の日にタクシーがつかまえられたなんて、すごい、ラッキーです。ついでに、はなしかけちゃいましょう。ごめんなさい、運転手さん。ご迷惑にならない程度に話し相手をお願いします。

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