【前回の記事を読む】はじめの一歩は「知ること」幸せになるための愛の方程式とは

自分の人生を振り返る「思い出ノート」の作成

幼少時の思い出

まず自分のこれまでの人生を振り返ってみましょう。やり方は簡単です。B5のノートを用意しましょう。次にノートを開き、見開きの左ページの上の欄に「幼少時の思い出」と書いてください。「幼少時の思い出」とは0歳から6歳までの間です。

小学生に上がるまでは、母親や家族から与えられたことばかりだと思います。生まれた頃、あなたが人に与えたことは無邪気な笑顔でほほ笑んだことぐらいだったかもしれません。しかし親は、ミルクをくれたり、おむつを変えたり、泣きじゃくっているときにあやしてくれたり、大変だったことでしょう。

幼稚園に行く頃は、病気をしたり、怪我したり、駄々をこねたり、いろんなことがあったと思います。そんなことは本人はほとんど覚えていないかもしれませんが、楽しかったこと、うれしかったこと、時には悲しかったことなどはいくつか覚えていると思います。

ノートの書き方ですが、出来事についてはノートの左ページに書き出してみてください。そしてうれしかったとか、悲しかったとか、どういう思いであったかについてはノートの右ページに書いてみてください。些細なことでもいいです。お父さんと散歩したとき握ってくれた手がとても大きく温かったとか、隣の犬にほえられて怖かったとか何でも思い出せることを書いてみてください。

どうしても思い出せないときは小さい頃のアルバムを出してみてください。そうすればその頃の様子が少し蘇ってくると思います。

小学生の頃の思い出それで一旦「幼少時の思い出」のページは終わりです。

それが終了したらページをめくり「小学校低学年の思い出」のページを作りましょう。小学校に入った頃の楽しい思い出や懐かしい思い出が出てくると同時に、悲しかったり、苦しかった思い出も出てくると思います。それは小学校に入る頃から他の友達のことが気になるようになってくるからです。

つまりこの年代になると、他人との比較が始まってくるのです。着ているものとか、持っているものとか、住んでいる家とか、こうしたことがだんだん気になってきます。そして不満が出てきたり、不公平に思ったり、羨んだり、苦しみや悲しみや嫉妬心など心の苦しみのもとが芽生えてき始める頃です。そうしたいろいろな思いをノートに全部書き出してください。

次に「小学校高学年の思い出」に入ります。小学校高学年になると、異性のことが気になってきたり、友人との問題、学業の問題、進学の問題、家庭の問題など、いろいろなことがでてくる時期です。こうした中でいろいろな葛藤が出てきます。そうしたことも思い出せる限りすべて書いてみてください。