【前回の記事を読む】学校では教えてくれない世界の真実。愛の本質は「与えること」
愛は与えるものである
私たちは、この宇宙をも創造した大いなる存在から愛され、生かされているものであるということを知る必要があります。実はこれが皆さんの人生を大勝利に導く方程式を解くための最重要なファクターなのです。
しかし、私たちは戦後の教育においてそのことは一切教わらず育ってきました。生まれてきた子供は、そんなことは知らずに親から無償の愛をもらって育っていきます。にもかかわらず大きくなるにつれて友人や兄弟と引き比べ、その愛が少ないと言って、不満に思い、駄々をこねたり、人を羨んだり、時には親を恨んで「なんで私を、僕を、生んだんだ」と言う子もいます。親にとっては本当に悲しいことです。
しかし、それは本当のことが分からないから起きることなのです。誰にも教わってこなかったからです。親は子供にもっと愛を与えたいと思っていても、経済的なことやいろいろな事情で子供に思うように愛を与えられないこともあります。そのとき、親は本当につらいのです。
しかしやがて子供も大きくなり、恋愛し、結婚し、子供ができ、子供を養うようになったとき、親の立場に立ったとき、親の苦しみや有難さが分かるときが来ます。
子供は皆、自立するまで親から愛を求めます。現代では大人になっても他人から愛を求める人も多くいます。その結果、いろいろな不幸や苦しみや絶望に襲われることも多くなります。それは「愛は与えるものである」という真実を知らずに生きてきたからです。
私たちは愛を創造主から無償で与えられ、愛され生かされてきた存在であるということを誰からも教わらず、知らないうちに愛はもらうものだ、中には他人から奪うものだと自己中心的に考え育ってきています。そして多くの人は大人になってもその考えが抜けきれず、多くの葛藤を作り、悩み苦しみ、人の愛が理解できず本当の幸せをつかめなくなってしまうのです。
大切なことは愛は与えることだと知ることです。人から愛されたいと思ったら、まず自分から人に愛を与えることです。あなたが人に愛を与えたとき、たとえ今苦しくても、経済的に困窮していても、問題を抱えていても、愛を人に与えることにより、とっても幸せな気分になれるのです。
与えるものは与えられるのです。それが真実であるということを知ってください。それが創造主が人間に与えてくれた幸せになるための愛の方程式だということです。