ツボの見つけ方

症状に合わせたツボを見つけるには、まず各ページの図を参考にして、おおまかにツボの位置を確認してください。そしてそこを爪楊枝の尖っていない方、あるいはノック式のボールペンの先(これも芯が出ていない状態)で、少しずつ位置をずらしながら押していきます。

そして「痛い」と感じた場所があったら、そこがあなたの「治療点」です。もし「治療点」がわからない場合には、その当たりを揉みほぐしてみるという方法もあります。ツボは基本的に両手にありますから、左右両方の「治療点」を見つけて刺激するのがよいでしょう。ただ時間がなくて両手が面倒だという人は、症状のある側の手だけを刺激してもいいです。

ツボの刺激の仕方はこうする

治療点がわかったらそこを念入りに刺激していきます。方法はいろいろあって先に説明したように爪楊枝の尖っていない方、あるいはノック式のボールペンの先で力を入れてグッと押す方法もあります。また手の親指を治療点に当て、反対側に回した残りの4本の指で挟むようにして刺激するのもお勧めです。場所によっては人差し指と中指を治療点に当てるのもいいでしょう。

治療点がわかりにくいときは、爪楊枝を10本ぐらいまとめて輪ゴムで束ね、尖った方で刺激するのも有効です。刺激する強さは、気持ちのよい痛みを感じるぐらいを基準にしてください。1日1回、5分から10分刺激するのが目安です。ただし入浴直後と食事の直前直後は避けてください。

新型コロナウイルス感染症のこんな後遺症はこのツボで改善

倦怠感、疲労感(足裏)

新型コロナウイルス感染症の後遺症のうち、多くの患者が訴えているのは倦怠感や疲労感です。東京都が設置した相談窓口には、嗅覚の障害についで倦怠感に関する相談が多く寄せられました。

倦怠感には「つかれた」「だるい」といった軽い症状から「体が鉛のように重い」といった強い症状までさまざまな症状があります。倦怠感や疲労感を軽減するには、足裏全体をくまなく揉みほぐします。とくに図で示した肝臓や腎臓のツボを十分に揉みほぐすとよいでしょう。

倦怠感を和らげる足ツボ