人生の節目で出会った遊びのルール

遊びのルール 其の一

 現在どうなのかなんてどうでもいい どうなりたいのか決めるとすべてが変わり始める 

読者の皆さんは自分の容姿をどう思っているだろうか。上から下まで自信があるなら最高だが、そんな人は稀で、自分の容姿に不満を持つ人は少なくないと思う。ちなみに僕は以前、自分の容姿が大嫌いだった。

高校生の時、周りの友達に“彼女”なるものができ、何? 彼女? それは何? 美味しいの? 僕はそれが欲しくてたまらなくなった。どの角度から見ても太っていた僕は当然、女の子から見向きされることもなく、だったらまずは見てもらえるように単純に「見た目を変えよう!」と思い立った。見た目、カタチから入るのは大事である。現在もそのタイプだ。

街を歩いていたら美人さんや可愛い人には自然と視線がいく。こんなこと書いたら妻に怒られるかもしれないが、これが男性の本能的なものであるし、妻も然り、好きな男性芸能人にキャーキャー言っているからイーブンだ。それくらい見た目は大事である。

そうと決まればまずはゴールの設定。それは「彼女をつくる」こと。彼女ができたら、あんなことがしたい、こんな場所でデートがしたい、友達に自慢したい、など色んなことに妄想を膨らませた。逆算して考えると具体的な行動が見えてくる。僕の場合は次のとおり。

「彼女をつくる」→「振り向いてもらえるような男になる」→「服装をオシャレにする」→「服が似合う体型になる」→「痩せる」→「食生活を変え、運動する」だった。