小説 絵本・漫画 絵本 2022.07.09 【えほん】「僕、友達いないんだ…」と言う男の子に、くーたんが衝撃の返答! くーたんの がっこうっていいな 【第2回】 シンプルライフ研究家 マキさんご推薦! 学校を意識しはじめたお子さん、お孫さんへのプレゼントに最適な一冊! この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ※本記事は、くーにーず・朝陽このみ氏の絵本『くーたんの がっこうっていいな Koo-tan’s School must be fun』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】【えほん】ある天気のよい日曜日、くまのくーたんと男の子がお話をしています。 がっこうっていいな
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『標本室の男』 【第29回】 均埜 権兵衛 骸骨探しの手掛かりは少しだけ。シラミ潰しに運転手を尋ねたとして…知っていて庇うかも、何か企んで軟禁しているかも知れない 礼を言って後を見ると、現われたのはオンボロの軽トラックだった。後部からボボボと青白い煙を吐き出し、エンジン音は賑やかなのだがちっとも前に進まない。全体が錆びに覆われ、色も白なのか何色なのか見当もつかない。乗っていたのは老婆にお似合いの老人だった。男が老けているのか、老婆が歳の割に若いのかちょっと判別がつかなかった。「さあ、乗んなせえ」そう言って左のドアを開けてくれたものの、シートはバネが跳び出て…