【前回の記事を読む】義母の納棺は素晴らしかった。「もう少し若ければつけてみたい」と言っていた紅をさし、楽しみにしていた着物をお棺にかけた。介護士さんの心配父は認知症、母は車いす。母が台所に立てなくなり、父が炊事をしていた。一日に二回買い物に同じものばかり買う。郵便局も一日二回、父のルーティンである。郵便局には残高を聞きに。よほどお金の心配をしていたのだろう。田舎のありがたさ、姉にご近所さんが連絡…
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エッセイ『ゴールドライフオンライン人気記事ピックアップ』【第6回】野沢 りん
母の葬儀が終わり施設へと帰った父。そして事件は起こった。父のベッドの上で介護士が見たものは...
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【第8回】なつきめい
母の虚ろな表情は私にあの写真を思い出させた。それは母と、母の旧友が――ミユキさんが現れたのは、小学校三年生の頃だった
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エッセイ『模索の扉[人気連載ピックアップ]』【第7回】ななつまこ
頭の毛はほぼなくなり、眉毛、まつげもない状態から回復…しかし、幸せな結婚を機に再び髪が抜け落ち始め…
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【第7回】なつきめい
「お父さん、本当に何もできないんだね」 父はテーブルも拭かずに家を出る。父娘の時間への戸惑いは次第に別のものへと変わり――
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エッセイ『模索の扉[人気連載ピックアップ]』【第6回】ななつまこ
幼い娘が円形脱毛症に。カツラの装着を考えたが、マット運動の前転で取れるところを想像して…
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【第6回】なつきめい
「あの子はあの電話の直後に死んだんだよ!」生活保護申請という娘からのSOSを退けた区役所。真田は憤りを抑えられなかった
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エッセイ『模索の扉[人気連載ピックアップ]』【第5回】ななつまこ
小学生の娘が脱毛症に。薬を塗り、マッサージするも効果はなく…毛根は針先のように細く、どんどん抜けやすい髪に…
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【第5回】なつきめい
心を病んだ妻が見せたのは自己啓発セミナーの冊子だった――満足気に会を振り返る妻の側で、娘は前時代的な会員を怪訝に思い…
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エッセイ『模索の扉[人気連載ピックアップ]』【第4回】ななつまこ
胸の大きさは左右で違うけれど、目立つほどじゃない…乳輪に沿って切開されたので、傷跡がわかりにくいのも良かった。
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【第4回】なつきめい
「私と一緒に入会していれば!」 娘の突然の死にヒステリーを起こす元妻。男は、ゆっくりと、ホットカーペットに寝そべって――
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エッセイ『模索の扉[人気連載ピックアップ]』【第3回】ななつまこ
「きっと乳がん宣告を体が受け止めきれなかったんだね」検査の翌日、妹の身体に異変が…痒い痒いと掻きむしり…
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【第3回】なつきめい
「この後、家に来ない?」 男女はどの時期で関係を進めるのだろう。付き合って三ヶ月、私を自宅に誘う彼の目には欲求と期待感が――
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エッセイ『模索の扉[人気連載ピックアップ]』【第2回】ななつまこ
「お顔も少しふっくらして、お元気そうで」…でもそれは、薬の副作用によるムーンフェイスだった。母のリウマチ闘病は続いた。
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【第2回】なつきめい
「こんなこと言っていいのかわからないけれど」 突然の告白を承諾した私に、彼は思いもよらない言葉を口にした
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エッセイ『模索の扉[人気連載ピックアップ]』【新連載】ななつまこ
忌引きの理由は自殺だとは言えなかった…行方不明から1週間、父の体を発見した漁船は、父の故郷に近い地域の船だった。
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小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【新連載】なつきめい
私は先ほど生まれた感情を恋心と呼ぶことにした――田所と名乗る大学院生は声が小さく、猫背で、頼りなく。しかしその唇にだけは…
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小説『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【最終回】倉田 裕美
新卒の学生でさえかなり苦戦を強いられた就職氷河期に高卒で、技術も資格もない46歳専業主婦の私が就職した先は…
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小説『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【第13回】倉田 裕美
一カ月で十キロもやせ、外見がガリガリになった夫。ただ事ではないと感じ、一番先に癌を疑った。病院へ行くよう強く言った結果…
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小説『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【第12回】倉田 裕美
英会話学校の年に一度のスピーチコンテストでクラス代表に選ばれ全国大会出場へ。三人の子供たちを連れて会場へ行くとまさかの…
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小説『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【第11回】倉田 裕美
女親には想定外だった息子の行動――親の言いつけをトリプルで反故にしてまでやりたかったこと、それは…