【前回の記事を読む】「ごめんなさい。でもね、おばさんもう五人もやっちゃった。実の娘まで…」最後に飛び降りるつもりなのか聞いたが、振り返らなかった。「ちょっと、何であんたこれ洗濯してないのよ」朝から海智の退院の手伝いに来ていた裕子がビニール袋の中の下着を取り出しながら言った。「もう退院なんだから家ですればいいだろ」「どうせ洗濯するのは私なんだからね。くさっ」裕子は顔をしかめながら手際よく荷物をまと…
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第39回】春山 大樹
「葬儀はだいぶ先になる」…海から引き上げられた妻の体は、司法解剖へ回されることに…
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第38回】春山 大樹
「ごめんなさい。でもね、おばさんもう五人もやっちゃった。実の娘まで…」最後に飛び降りるつもりなのか聞いたが、振り返らなかった。
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第37回】春山 大樹
「私が捕まれば、娘は一人ぼっちの植物状態」…自らの手で、娘の人工呼吸器を止める…これ以上、苦しめたくなかった。
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第36回】春山 大樹
「絶好の復讐の機会だった」娘を “虐め殺した”主犯が、同じ病院に搬送され…花火大会の日、眠る男の口を濡れタオルで塞いだ。
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第35回】春山 大樹
「太っていると思い込んで、食事を殆ど取らないの」服から伸びる腕や脚は、骨と皮。もっと痩せたいと、毎日階段を何回も往復していて…
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第34回】春山 大樹
「見て、こんなに可愛くなったの」花火大会の日、全身火傷で眠る娘に浴衣を着せた。私だけでは勿体ないので、お友達も呼んだ。
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第33回】春山 大樹
「すまない、許してくれ!」声にならなかった。ベッドの足元に、少女の頭部。焼けただれた皮膚に開いた眼球。首元に手をかけられ…
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第32回】春山 大樹
いじめ加害者女から花火大会に誘われ、「あの女が俺に振られた時にどんな惨めな顔をするのか見物じゃないか」と笑う元親友
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第31回】春山 大樹
「俺は絶対殺されない!転院して、再生医療を受けてまた歩けるようになるんだ。」復讐に怯え、個室にボディーガードを雇ったらしい。
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第30回】春山 大樹
「警察は私のことを犯人だと疑っているみたい。犯人を見たと言っても取り合ってくれなかった。嘘をつくなって脅された。」
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第29回】春山 大樹
看護師になったのは贖罪だった。“校内で嫌がらせ”程度のいじめが、強姦にまでエスカレートしたこと。怖くなり、逃げ出したこと。
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第28回】春山 大樹
同じ交通事故で救急搬送された患者が、相次いで不審死。夜勤で2人を看ていた看護師は、高校時代の同級生だという…
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第27回】春山 大樹
変わり果てた娘の姿を前に、何度もすまないと泣いて謝った…焼身自殺と聞いた。久しぶりに会った娘は、それでも生き長らえてしまい…
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第26回】春山 大樹
「ご遺体は解剖になるみたい」…相次ぐいじめ加害者の不審死。“元”警察官のカードを切り、監視カメラ映像を首尾よく手に入れた。
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第25回】春山 大樹
心臓マッサージをした時、既に息はなかった…容態が急変する直前、元同級生の看護師が“何か”を点滴していた。
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第24回】春山 大樹
複数のチューブが接続された体。動けるはずがないが…昏睡状態の体を揺さぶろうとして、痩せこけた肩を見て躊躇した。
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第23回】春山 大樹
昏睡状態の彼女が殺人を犯したとは考えにくい。手足は枯れ枝のように痩せ細り、歩き回る姿は想像できなかった…
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第22回】春山 大樹
「糞したんだ。換えてくれ」屈辱的なナースコールに、無言でズボンを下ろした。便で汚れたオムツ交換の間も、にやにや笑われ…
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第21回】春山 大樹
「電源コードまで抜かれていたんです。」“誰か”が人工呼吸器を故意に止めたはずだ。そして、それが誰かも確かに見た…
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小説『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』【第20回】春山 大樹
「何であの子はあんなに長く入院できるんですか?」頭から灯油をかぶった自殺未遂。高校時代から8年間、植物状態で同じ病院に。