【前回の記事を読む】来て間もない私にも感知できた…イギリスに残る「階級社会の姿」(四)ロンドンの日々事務所から遠からぬ所には金融の中心シティがあって、昼休みにその界隈に行ったこともあるが、多くのルテーナンのようなジェントルマンが閥歩していた。当時の冷戦下にあっては、資本主義陣営の覇権はもはや完全にイギリスからアメリカに移っていて、イギリスは戦争の痛手が癒えぬまま、新たな展望も乏しく、苦しい状況の…
[連載]遠き時空に谺して
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エッセイ『遠き時空に谺して』【最終回】鈴木 喬
設計事務所のランチタイムに足しげく通った大英博物館に圧倒
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エッセイ『遠き時空に谺して』【第9回】鈴木 喬
来て間もない私にも感知できた…イギリスに残る「階級社会の姿」
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エッセイ『遠き時空に谺して』【第8回】鈴木 喬
街路の中の滞在先…笑顔で迎えてくれた「イギリスのお母さん」
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エッセイ『遠き時空に谺して』【第7回】鈴木 喬
日本人がヨーロッパで気がついた「自分でいること」の大切さ
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エッセイ『遠き時空に谺して』【第6回】鈴木 喬
ロシアで写真を撮っていると…「カメラを取り上げられそうに」
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エッセイ『遠き時空に谺して』【第5回】鈴木 喬
建築学の国際会議に出席を決意!けど、何をする会議か分からない!?
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エッセイ『遠き時空に谺して』【第4回】鈴木 喬
「憧れの地で働けるかもしれない」海外留学がもたらした思わぬチャンスとは
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エッセイ『遠き時空に谺して』【第3回】鈴木 喬
積もる羨望…建築学部の学生が海外渡航のためにとった「意外な策」とは
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エッセイ『遠き時空に谺して』【第2回】鈴木 喬
多くの若者が外国へ飛び出た60年代の「大きな社会的事件」とは
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エッセイ『遠き時空に谺して』【新連載】鈴木 喬
隠し袋で円を持ち出す?1964年、海外旅行解禁に沸いた日本