【前回の記事を読む】幻聴や金縛りに苦しめられ…親の離婚が「私」に残した心の傷兄は東京の大学へ進学し、先に家を出た。父がいなくなってから兄とは喧嘩ばかりで、そこには昔のような仲良し兄妹の姿はなかった。喧嘩別れのまま兄は高校三年生の時に寮に入ったため、上京をするとなった時も見送りには行かず、最後までほとんど他人のような関係になってしまった。高校生になった私はヴィジュアル系バンドに熱を上げていた。独特…
[連載]拝啓、母さん父さん
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小説『拝啓、母さん父さん』【第8回】三上 ミカン
毎日通話するまで発展…ネットで出会った男性の安心感のワケ
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小説『拝啓、母さん父さん』【第7回】三上 ミカン
幻聴や金縛りに苦しめられ…親の離婚が「私」に残した心の傷
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小説『拝啓、母さん父さん』【第6回】三上 ミカン
【私小説】「家族ごとこの世から消して楽になりたかった」
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小説『拝啓、母さん父さん』【第5回】三上 ミカン
【小説】「ごめんね、里奈。パパには他に女の人がおったとよ」
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小説『拝啓、母さん父さん』【第4回】三上 ミカン
【小説】少女が夢にまで見た穏やかな家庭は、唐突に瓦解した
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小説『拝啓、母さん父さん』【第3回】三上 ミカン
父親からのDVを受け…少女に根付いてしまった「恐怖」とは
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小説『拝啓、母さん父さん』【第2回】三上 ミカン
2歳の「私」は泣きながら、母を怒鳴る父から守ろうとした
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小説『拝啓、母さん父さん』【新連載】三上 ミカン
【小説】九州の片田舎、少女は「ある夢」を抱いていた…
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