【前回の記事を読む】わき目も振らず、12時間ぶっ通しで作業。すると突然、左目から血が零れ頬を伝った。「ヤバい、これって脳溢血…」次に現れたのは〝ツナギ〟を着た二十歳を超えたあたりの若い灯台守だった。彼は鋼鉄の扉を開けて灯台の入り口へとカメラを招き入れた。灯台の頂に続く巻貝のような螺旋階段は、先細りの灯台の形状にしたがうように上方にいくほど狭くなっていった。最後のドアを開けると、そこには何層も重な…
[連載]極彩の岬
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小説『極彩の岬』【第5回】熊坂 俊太郎
「このフィルム…何かがおかしい…」戦時中に撮られたはずの映像には、当時ではあり得ない"あるもの"が映っていて…
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小説『極彩の岬』【第4回】熊坂 俊太郎
わき目も振らず、12時間ぶっ通しで作業。すると突然、左目から血が零れ頬を伝った。「ヤバい、これって脳溢血…」
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小説『極彩の岬』【第3回】熊坂 俊太郎
原爆投下の候補地は複数あった…山で囲まれ、しかも都市機能が完全に残っている広島、長崎以外の県は…
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小説『極彩の岬』【第2回】熊坂 俊太郎
旧海軍兵学校の流れを汲むY高校の夏休み。その音楽室には野営のような執筆生活を送る三十路前の男が…
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小説『極彩の岬』【新連載】熊坂 俊太郎
真夏の岬に屹立する白亜の灯台――敗戦の影に封印された“不可解な事件”の謎