【前回の記事を読む】会えるかな、なんてかすかな期待をもってやってくるなんて、年頃の娘みたいじゃないか、爺さんのくせに「歴史関係の小説が多いのですね」「実は、ほとんどがこれから読むものなのですよ。ゆっくり読書できるようになったのは、こちらに移ってからなのです。向こうでは読みたくてもなかなか時間が取れませんでした。それでも時間があるときは古書店に行き、いつか読もうと思って買い込んでいたのです」「そう…
[連載]黒い渦 日の光
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小説『黒い渦 日の光』【第4回】富山 栄一郎
別れ際に見せた“あの笑顔”は何だったのか――彼がふと見せた影のような眼差しが忘れられない
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小説『黒い渦 日の光』【第3回】富山 栄一郎
会えるかな、なんてかすかな期待をもってやってくるなんて、年頃の娘みたいじゃないか、爺さんのくせに
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小説『黒い渦 日の光』【第2回】富山 栄一郎
古書店で買い物をしていたら、いつの間にか雪が降り出していた。タクシーを呼ぼうとすると後ろから声をかけられ……
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小説『黒い渦 日の光』【新連載】富山 栄一郎
妻を亡くした私は七十歳が目前となった昨冬、四十年以上勤めた外科医の仕事を捨て、日本海側の地方都市に移住した