【前回の記事を読む】「話し相手を探していた」運転席の男から突然の告白「あなたに聞いていただけたら……」「中山さんが精神科や心療内科のお医者さんでないことは承知していますし、私の精神状態を診てもらおうということではもちろんありません。まあ、私は自分で自分の治療はできると思います。今の自分の姿はすべて自分の選択の結果で、周りの誰かや社会のせいだなんて、これっぽっちも思っていませんから」彼はようやく笑…
[連載]黒い渦 日の光
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小説『黒い渦 日の光』【第6回】富山 栄一郎
「昔の出来事を思い出しては……」ため息の裏にあるもの――私は彼の話を聞くことにした
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小説『黒い渦 日の光』【第5回】富山 栄一郎
「話し相手を探していた」運転席の男から突然の告白「あなたに聞いていただけたら……」
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小説『黒い渦 日の光』【第4回】富山 栄一郎
別れ際に見せた“あの笑顔”は何だったのか――彼がふと見せた影のような眼差しが忘れられない
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小説『黒い渦 日の光』【第3回】富山 栄一郎
会えるかな、なんてかすかな期待をもってやってくるなんて、年頃の娘みたいじゃないか、爺さんのくせに
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小説『黒い渦 日の光』【第2回】富山 栄一郎
古書店で買い物をしていたら、いつの間にか雪が降り出していた。タクシーを呼ぼうとすると後ろから声をかけられ……
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小説『黒い渦 日の光』【新連載】富山 栄一郎
妻を亡くした私は七十歳が目前となった昨冬、四十年以上勤めた外科医の仕事を捨て、日本海側の地方都市に移住した