【前回記事を読む】「ポチ、見て!」川岸で輝くホタルの光。夢中になって追いかけていると、足を滑らせてしまい、気づいた時には……。(息が苦しい。ここはいったいどこなの?)ルリエは起き上がろうともがいたが、体中の節々が痛くて手足を動かすことができない。辺り一面、こげ茶色の煙に包まれ、鼻をつく刺激臭が漂っている。向こうの方で爆発音が轟き、赤や青の炎が飛び散っている。もし地獄があるとすれば、きっとこんなと…
[連載]エメラルド国物語
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小説『エメラルド国物語』【第5回】光川 星純
意識を取り戻したルリエ。いったいここはどこなのか――辺りを見回すと、エメラルドグリーンのものばかりで...
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小説『エメラルド国物語』【第4回】光川 星純
「ポチ、見て!」川岸で輝くホタルの光。夢中になって追いかけていると、足を滑らせてしまい、気づいた時には……。
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小説『エメラルド国物語』【第3回】光川 星純
来月東京から友達が信州に――しかし、肝心のホタルはまだ見つからない。そこでルリエは……
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小説『エメラルド国物語』【第2回】光川 星純
「ここはアルプスの雪解け水があるからな」おじいちゃんが自慢していた谷川の水が、去年の半分になっている。ホタルも全然いなくて…
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小説『エメラルド国物語』【新連載】光川 星純
夏休みは毎年、信州の祖父母の家で過ごしている。小さな停留所で降りると思わずスキップした。つい何時間か前まで大都会にいたのに…