【前回の記事を読む】「危ない!」急に抱きつかれ無言のまま周囲を見回した。注意してみたが2人に危険が及ぶようなものは何もなかった…ホテルに着いた二人がとった行動は、正反対のものだった。軽くシャワーを浴びた清一が、一階のフロアーのラウンジでゆっくりと寛いでいるのに対し、スージーは警戒のための準備に余念がなかった。二人が市場広場の山手にあるステーキ店を訪れたのは、十九時少し前だった。スージーが予約して…
[連載]魔手 隠密捜査官6
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小説『魔手 隠密捜査官6』【第4回】冬野 秀俊
真夜中に熟睡を脅かす物音が聞こえた。壁に耳を当てると、呻き声を伴っていた。
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小説『魔手 隠密捜査官6』【第3回】冬野 秀俊
「危ない!」急に抱きつかれ無言のまま周囲を見回した。注意してみたが2人に危険が及ぶようなものは何もなかった…
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小説『魔手 隠密捜査官6』【第2回】冬野 秀俊
正面入口の方が慌ただしくなった次の瞬間、一発の銃声が響き渡り、数人の男がなだれ込んできた。そして再び一発の銃声が鳴り…
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小説『魔手 隠密捜査官6』【新連載】冬野 秀俊
アメリカ・オレゴン州で不審な死を遂げたのは二人の日本人だった。全く関係性の無い二人に一体何が起こったのか