【前回の記事を読む】小学校入学時に読めた文字は「の」だけだった。その理由は、新聞に掲載されていた文字が……ある日のこと。ストーブを囲んで先生と幾人かの子供が楽しく話をしていた。先生が何気なく「あんたち、いくつまで数えられる?」と聞くと、ある子は「100!」と答える。「凄いね」と先生がそれに応じた。またある子は「1000!」と言う。「それもまた凄い! で、ケンちゃんは?」。ケンは困った。100とい…
[連載]この子ばっかしゃ
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小説『この子ばっかしゃ』【第7回】石田 哲彌
割り算は「平等」らしい。でも自分の周りで見たことない。だから算数の「割り算」は特殊で、現実の話じゃない……
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小説『この子ばっかしゃ』【第6回】石田 哲彌
小学校入学時に読めた文字は「の」だけだった。その理由は、新聞に掲載されていた文字が……
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小説『この子ばっかしゃ』【第5回】石田 哲彌
「お小遣い」のために、枯れ葉を集めていたが、木から落ちてしまった……谷に落ちると命の保証はなく…。
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小説『この子ばっかしゃ』【第4回】石田 哲彌
「高い!」「当たり前だ。ヤミだがんに」戦後の時代をしたたかに生きるケンが、やみ米を入手するために考えた策とは?
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小説『この子ばっかしゃ』【第3回】石田 哲彌
俺の父ちゃんはなんのために戦い、なんのために死んだんだ!もしも日本が勝っていたら自由で豊かな日本は生まれたのか
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小説『この子ばっかしゃ』【第2回】石田 哲彌
戦後の農地改革で叶った母ちゃんの夢──小作農から自作農へ、大沢家では世界で一番偉い救世主であったマッカーサーへの思い
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小説『この子ばっかしゃ』【新連載】石田 哲彌
かつて、若者はなにかに追い詰められたように突っ走り、そして駆け抜けた……。主人公"ケン"の物語が始まる