【前回の記事を読む】「天上界は神の国、すなわち、真実の国…真実のもとには、真実の慈悲があります。」「すぐ前にみえる山々が、双(ふた)つ神(かみ)の国々です」と、我の神の説明がはじまった。なるほど、神の名を覚えようとすると、先へは進めない。貴の神は、ザーッと、聞き流すことにした。「それぞれの国を、双つ神々の発生された順で申しますと、うひぢにの神・いもすひぢにの神は、泥と砂の双つ神で、土になれる神々…
[連載]新事記
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小説『新事記』【第5回】吉開 輝隆
天地創造と神々の誕生をめぐる神秘の旅へ――双つ神と独り神、それぞれの役割と神代の物語を辿る壮大な神話的対話
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小説『新事記』【第4回】吉開 輝隆
「天上界は神の国、すなわち、真実の国…真実のもとには、真実の慈悲があります。」
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小説『新事記』【第3回】吉開 輝隆
えっ、私が神に!? 我の神(あれの命)が案内する、"神になる方法"と天上界へのスピリチュアルな旅がはじまる
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小説『新事記』【第2回】吉開 輝隆
午前4時24分、大音声を残して消えた老人。その夜、その老人が家を訪ねてきたので挨拶をして下げた頭を上げると…
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小説『新事記』【新連載】吉開 輝隆
朝、痛みと共に目を覚ますと老人がいるではないか。老人は唐突に「われは、伊弉諾(いざなぎ)の尊(みこと)であるぞ」と大声で言いだし......