【前回の記事を読む】フロイトはどのように亡くなったのか――最期の瞬間に隠された真相に迫る人はなぜ、自分自身に手をかけたくなるのであろうか? なぜ、多くの人びと、特に重い病気の人びとが医療に助けを求めてくるのであろうか? そして、最終的には、このような要求に応じるべきか否かのついて想いをめぐらせている医師の心境は、如何なものであろうか?時には、個人的な詳しい告白にもなるのであるが、わたしは、40年…
[連載]人道的医療安楽死
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評論『人道的医療安楽死』【第6回】ミハエル・デ・リダー,志摩 洋
本人の希望に従って、苦痛の少ない方法で死に至らせる——ベテラン医師が唱える、"人道的"な安楽死とは
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評論『人道的医療安楽死』【第5回】ミハエル・デ・リダー,志摩 洋
フロイトはどのように亡くなったのか――最期の瞬間に隠された真相に迫る
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評論『人道的医療安楽死』【第4回】ミハエル・デ・リダー,志摩 洋
「顎部がんの腐敗臭にハエが群がるため、ベッドに蚊帳が張られていた。」――愛犬にも避けられたフロイトの死期。それでも…
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評論『人道的医療安楽死』【第3回】ミハエル・デ・リダー,志摩 洋
カフカは、看護師を無愛想に部屋から追い出し、体にはりついていた管を激しく引き抜いた「もうこれ以上苦しむのはごめんだ!...」
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評論『人道的医療安楽死』【第2回】ミハエル・デ・リダー,志摩 洋
結核治療は処刑よりも、拷問よりも、ずっとひどいものであった。治らぬ病を患ったカフカはその深刻さに気が付き......
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評論『人道的医療安楽死』【新連載】ミハエル・デ・リダー,志摩 洋
【人道的安楽死】賛成派医師の論考――フロイトとカフカの病気と死から考える。二人の共通点は「耐え難い苦しみを終わらせてほしい」