【前回の記事を読む】生きる意味を求める将軍義満の深夜の問い──星空下、義満と世阿弥が語る「前世の記憶」と「この世の意味」一方同年齢の従兄弟後円融天皇には、半年後に男子が出来た。後の後小松(ごこまつ)天皇、母は三条厳子(さんじょうたかこ)である。その頃には義満は最早後円融天皇と張り合う必要など感じていなかった。お洒落で美男で聡明にして話し上手、しかも気前が良くて真の権力者である義満に、宮廷の全女性…
[連載]義満と世阿弥
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小説『義満と世阿弥』【第7回】貝塚 万里子
連歌など結局は言葉遊び、虚しい暇つぶしに過ぎない様だ。俺が芸術に求めるのは、もっと違う何かだ
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小説『義満と世阿弥』【第6回】貝塚 万里子
生きる意味を求める将軍義満の深夜の問い──星空下、義満と世阿弥が語る「前世の記憶」と「この世の意味」
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小説『義満と世阿弥』【第5回】貝塚 万里子
足利義満と世阿弥、18歳の征夷大将軍と13歳の能役者。身分も姿も対照的な二人…いつ迄もこの仲が続く訳が無い。
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小説『義満と世阿弥』【第4回】貝塚 万里子
12歳の能役者・世阿弥に心を奪われ、興奮醒めやらぬ二条良基(55歳)の手紙「…この手紙は読んだらすぐ、火中に入れて下さい。」
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小説『義満と世阿弥』【第3回】貝塚 万里子
生まれた時から将軍と成る事が決まっていた足利義満。義満に気を遣い、誰も対等と話そうとする人はいなかったが、世阿弥だけは…
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小説『義満と世阿弥』【第2回】貝塚 万里子
「もそっと近う、ここ迄寄れ。そちと二人で話がしたい」義満と世阿弥の対面。
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小説『義満と世阿弥』【新連載】貝塚 万里子
うっすらと化粧が施された白い面、切れ長の目、額の上に絶妙に配された朧の眉、全てが完璧で、神々しくさえあった。