エッセイ 詩 哲学 2022.05.21 【詩集】「其処には、戦争の様子が見えた。」 下界 其処には 戦争の様子が見えた。 原爆が爆発した…… 夥しい死者 負傷者 泣き叫ぶ声 憎しみ合い 殺しあう様 地獄絵図 悲しみの極。
小説 『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[「バツ恋」人気御礼!武きき作品ピックアップ]』 【第5回】 武 さき,武 きき 「こんなおばさんにナンパ?」不倫夫と別れてから8ヵ月。カフェでこちらを見てきた男性が急に声をかけてきて... 【前回記事を読む】不倫した元夫との久しぶりの食事。「今、どうしているの」と聞こうと思ったが止めた。もう関係ないから。引っ越しから六か月、明日から、絵画教室が始まる。楽しみ。教室に通う前に二度下見に行き、素敵なカフェもあるから教室に行く前にお昼を済ませて、ゆっくり本を読んで教室に行こうと決めている。爽やかな天気だ。まるで応援されているよう。十二時前について、ランチをして、コーヒーを飲みながら小説を…
小説 『ライオンと鐘鳴らす魔道師[注目連載ピックアップ]』 【新連載】 NuMYasu アラフォー独身の俺に届いた「同窓会のお知らせ」。結婚についてばかり聞かれてうんざりしていたが… 考えたくない。語りたくもない。今は喧騒な大都会に佇むのではなく、大きくつぼみが開いた桜の木の下でひっそりと過ごしていた。その桜が見える場所から五分ほど歩いたところに平屋建ての古民家があり、そこに三十代後半になる、やや上背のある男が一人で住んでいた。発端は三年前。俺は小さな自動車整備工場で整備員兼事務員として三百五十万の年収で、上司と部下に挟まれながら主任として働いていた。しかし、会社の経営が危う…